おそらく最期の対面

今日の話は暗い内容なので、苦手な人はパスして下さい。
 
微熱が出ているであろう体を引きずって実家に帰ってきました。
1月末に父の肺がんが発覚し、3月から抗がん剤治療を開始、一時的に癌の縮小が見られ社会復帰まで後一歩のところで抗がん剤の副作用で肺炎を発祥し、抗がん剤治療を中断。
ステロイドで肺炎治療を行い回復を待って抗がん剤治療を再開しようとした矢先に、今度は糖尿病を併発。
3月にお見舞いに行ったときは、入院していたとはいえ治ると思っていました。
5月の連休に帰ったときは、手足がやせ細っていたものの、自宅で普通に会話も食事も一緒にできたためしばらくは大丈夫とも。
ところが父が若いためか癌の進行が早く転移もあり、治療を諦めて緩和治療に移りました。
それがつい数日前のことです。
2日前にはモルヒネ投与も始まり、一刻を争う事態となったため、最期にもう一度私と妻の顔を見せておこうと駆けつけたのです。
もう話もできないことも覚悟しましたが、朦朧とした意識のなか私と妻の顔を見て喜んだ表情を見せてくれ、少しではありますが会話もできました。
おそらく今週が山になるであろうとの予測です。
社会人になって遠いこともあり、あんまり顔を見せなかったのは親不孝だったと後悔の念が後を絶ちません。
それでも最期に自分と妻の姿を、父の目に焼き付けることができて本当に良かった。
こんな内容を世界に向けて晒すのはいかがなものかと思いましたが、今日の気持ちを忘れないため、自分のための記録として残しておきます。
そもそも普段から読んでもらうような充実した内容なんて書いてないしね。
本当に暗い話でごめんなさい。
ちょっと泣けてきた。