第9地区(★★★★☆)

南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に突如現れた巨大な宇宙船。船内の宇宙人たちは船の故障によって弱り果て、難民と化していた。南アフリカ政府は“第9地区” に仮設住宅を作り、彼らを住まわせることにする。28年後、“第9地区”はスラム化していた。超国家機関MNUはエイリアンの強制移住を決定。現場責任者ヴィカスを派遣、彼はエイリアンたちに立ち退きの通達をして回ることになるのだが…。

エイリアン物といえば、エイリアン=侵略者=悪という図式がこれまでの映画のパターンだった訳ですが、この映画はむしろ人間=悪という設定の斬新なものでした。
ヨハネスブルグで立ち往生し人間に住まわせてもらっている異形の生物、通称「エビ」。
最初は第9地区をスラム化し迷惑な存在として観客の目には映るのですが、話が進んでいく上で段々エビ側に肩入れしちゃってます。
あの顔も慣れてくると段々愛嬌があるように見えてきますし、猫缶大好きとか可愛すぎでしょう。
設定、映像、ストーリー展開共に満足なコメディ映画・・・違う？
まぁ、設定自体はよく考えれば舞台が地球ってだけでアバターと一緒なのかも。