キル・ビルVOL.1(★★☆☆☆)

キル・ビル Vol.1 [DVD]

ひとりの女が長い眠りから目覚める。彼女の名は、ザ・ブライド(ユマ・サーマン)。自分の結婚式の最中に、かつて所属していた毒ヘビ暗殺団の襲撃を受け、夫やお腹の子を殺されたのだ。奇跡的に回復した彼女に残されたのは、暗殺団とそのボス―ビル(デヴィッド・キャラダイン)への復讐のニ文字だけだった。ザ・ブライドは伝説の刀鍛冶―服部半蔵サニー千葉)を訪ね、名刀ハットリ・ハンゾウを譲り受ける。暗殺団のメンバーは5名。その名を記したリストを手に、女刺客の復讐の旅が始まった。キル・ビル…ビルを殺せ!

自称日本オタ、クエンティン・タランティーノ&ブスの癖にやたらとヒロイン級の役ばかりやるユマ・サーマンの最凶コンビの映画、これが面白いわけが無いと思いつつも、思い込みで損したらいかん、ということで借りて観ました。
内容は、タランティーノがチャンバラ映画を撮りたかっただけ、真面目に観るとすげえ損した気分になります。
大体、復讐するなら、刀より飛び道具だろ!!とか日本の警察は何してるんだ!!こいつら明らかに銃刀法違反だろ、しょっ引けよ!!とか、ブライドとオーレンの会話シーンは英語でいいだろ!!とか突っ込みどころ多すぎ!!
日本オタを名乗る割りには、外人が描いているコテコテの日本像だったり、日本人舐めてるでしょ。
とはいえ、日本語ギャグは外人監督とは思えないくらい良く出来てたと思いました。
この映画は日本刀のすばらしさを世界に伝えるための映画だったと思いたい・・・。
でも日本刀って数人切ったら切れなくなるんじゃ・・・。
要するにつまんなかったってことですよ。
やっぱり、最凶コンビ。
スピルバーグトム・クルーズの組み合わせくらい観てはいけないものなのかもしれない。
あっ、でもルーシー・リュウが子分引き連れて、布袋さんの音楽に合わせてずんずん歩いてくるシーンはかなり好きです。
カメラワークが絶妙、音楽とも相性ばっちりです。
まぁ、同じチャンバラ映画なら「座頭市」を100倍お勧めします。